「色丹島外来生物種・絶滅危惧(きぐ)種調査専門家交流」(団長=高橋英樹・北大総合博物館教授ら6人)は30日、色丹島での10日間の調査を終え、ビザなし第7陣のチャーター船で根室市根室港に帰港した。高橋団長は会見で色丹島への外来種の侵入は限定的との見方を示した。
高橋団長は「市街地や牧草地にはシロツメクサやアメリカオニアザミなどの外来種が入っていたが、人の入っていないところは一級の自然が残っている」と報告。前年に調査した国後島で確認されたオオハンゴンソウも確認されず、「国後島よりも(外来種の)侵入は少ないようだ」と語った。
魚類が専門の知床財団の野別貴博さん(37)は、北海道などで問題となっているブラウントラウトやブルーギル、ウチダザリガニなどの外来種の写真を持参し、保護区職員らに見せたが、いずれも「いない」との回答を得た。数カ所の河川の調査でも確認されなかったという。【本間浩昭】8月31日朝刊