2010年03月10日

オオカナダモ:豊田市の矢作川、駆除へ 地元漁協と市、来月から/愛知

 ◇アユ生育の妨げに
 豊田市の中心部を流れる矢作川でこの2、3年、外来水生植物のオオカナダモが異常繁殖している。アユの産卵や生育に悪影響を与えており、ブラックバスやブルーギルなどの特定外来種のすみかになっている。地元の矢作川漁協と市矢作川研究所は4月から、共同で駆除に乗り出す。【中島幸男】

 オオカナダモは南米原産と言われ、大正時代に植物の実験用に日本に持ち込まれ、金魚鉢に入れる水草として普及したという。
 矢作川では90年代によどみで確認され、近年、繁殖区域が急速に拡大し、特に市中心部の高橋−豊田大橋の間約600メートルで目立つ。石の裏までしっかり根を張り、アユのえさの藻が生えにくくなるため、アユやほかの魚、川虫など水生昆虫への影響が懸念される。繁殖場所は友釣りのメッカで、釣りの邪魔になる。
 漁協は09年3月、豊田大橋の下で2日間、水中ポンプを使ったり、人海戦術で初めて駆除作業を実施した。国土交通省豊橋河川事務所も今年、試験的に駆除した。きちんと根まで引き抜かないと、残った根の一部が流され、下流で再び繁殖する例もある。専門家は「草取りと同様、粘り強くやらなければ駆除できない」と指摘している。
 今後、年3回の川の掃除の際に駆除する。また、漁協と研究所が共同で河床の状況を調べ、異常繁殖の原因や駆除対策を研究する。
 矢作川漁協の木戸規詞事務局長は「少し前は緑藻のカワシオグサが大繁殖して困り、今度はオオカナダモの異常繁殖だ」と言い、矢作川には七つのダムがあって水の利用率が高いことから、「人工河川のよう。人が手入れしないと、川が死んでしまう」と話している。3月7日朝刊

+Yahoo!ニュース-愛知-毎日新聞

Posted by jun at 2010年03月10日 14:55 in 外来生物問題

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