琉球列島などに生息する節足動物アマミサソリモドキが、和歌山県有田市で相次ぎ捕獲されている。白浜町にあるベニクラゲ再生生物学体験研究所の久保田信所長は「観葉植物に紛れて持ち込まれたと推察され、紀南にも移入する可能性がある」と警鐘を鳴らしている。近く論文にまとめ、南紀生物同好会の会誌「南紀生物」に投稿する。
紫色のチョウのよう 和歌山県南部でレンリソウ
近い将来、絶滅が心配されているマメの仲間レンリソウが、和歌山県南部の河川敷で紫色の花を咲かせている。
湖の上に大きな水上竜巻、「ボートで出かける際は注意」と米当局
米テキサス州北東部のライト・パットマン湖で、大きな水上竜巻が発生した。州の公園・野生生物当局が16日にソーシャルメディアに映像を投稿した。
最重要保護生物「トウキョウサンショウウオ」大生息地 東金市内で新たに発見
千葉県レッドデータブックで最重要保護生物に指定されている両生類「トウキョウサンショウウオ」の大生息地が、東金市内で新たに見つかった。トウキョウサンショウウオに詳しい城西国際大学環境社会学部の国武陽子准教授は「県内有数と言えるぐらいの非常に貴重な生息地」と話した。
カミツキガメ捕獲調査 麻機遊水地、静岡大・加藤さんら協力
静岡市は14日、同市葵区の麻機遊水地で特定外来生物のカミツキガメの捕獲調査をした。自然環境や生態系を脅かす外来生物の生息状況を把握するとともに、危険性の高いカミツキガメを駆除することが狙い。
花粉症の元になるブタクサを、“天敵”の虫を放って食べさせる? 研究で示された「生物的防除」の現実味
科学者たちは、その植物のことを「Ambrosia artemisiifolia」という学名で呼ぶ。だが多くの人にとっては、「悩みの種」と呼んだほうがしっくりくるかもしれない。ブタクサの名で知られるこの植物は、夏から秋にかけて辺り一帯に強力な花粉を飛散させ、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状を伴う花粉症を引き起こすからだ。
超有用な外来植物の野生化が進む……日本の自然に影響はあるか
大和川(奈良県内)のほとりを歩いた。春は、両岸の堤防に菜の花の群落が広がり、なかなか美しいはず、という期待をこめて。
魚の大量死、水戸市調査 基準140倍の農薬成分
水戸市の逆川と桜川で今月上旬に魚が大量死していた問題で、同市が今月3日に行った水質検査の結果、農薬に含まれる5種類の物質が基準値を超えて検出されていたことが13日、市への情報公開請求で分かった。このうち、農薬などに使用される化学物質「チウラム」が環境基準値の約140倍に達していた。
釣り人 来てほしいけど… 新型コロナで群馬県内漁協 感染防止へ対応苦慮 放流情報を非公開に
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、群馬県内の漁業協同組合が夏にかけて行う魚の放流への対応に苦慮している。釣り人の集中を避けるため詳しい情報を非公開とし、集客を伴う恒例の放流イベントも軒並み中止に。水産資源管理のため放流自体は続けるが、漁業振興に向けたPRができないジレンマを抱えている。
狩野川にアリゲーターガー 特定外来生物、生態系へ悪影響 観賞用放流か
沼津市中心部を流れる狩野川で8日、生態系などへの悪影響を及ぼす危険がある特定外来生物「アリゲーターガー」が釣り上げられた。体長は約1メートルで、市は飼育できなくなった観賞用の魚が放流されたとみている。